【探偵】息子が突然家出をしてしまった時の対処法【家出・失踪】

2023年8月30日 2023年8月31日

shun sato

息子の家出と言うのは大半の場合突発的に発生してしまいます。

このような事態が発生した際には放置するのではなく速やかに探し出す必要があります。

しかし、個人でなんの手がかりもなく探し出すのは困難を極めます。そんな時には人探しのプロである探偵を活用しましょう。

この記事ではそんな探偵への依頼方法や、探偵を活用するメリットについてお教えしていきます。

1 探偵の役割と特徴
2 探偵を利用するメリット・デメリット
3 実際にあった相談事例：「受験に失敗して家出した息子を探したい」
4 相談・依頼の流れ
5 探偵への依頼をご希望の方はコチラ

探偵の役割と特徴

探偵の主な役割は、真実や情報の発見と明らかにすることです。

高い調査力や観察力を駆使し、調査を行いながら依頼内容に応じて様々な任務を遂行します。

そんな探偵の大きな役割と特徴についてご紹介しましょう。

鋭い洞察力と推理力

探偵は微細な手がかりや証拠から重要な情報を見逃さず、それらを組み合わせて事件の全体像を把握します。また、仮説を立てて根拠をもとに論理的に推理を進め、真相に近づいていきます。

優れた観察力と細部への注意

探偵は人物や環境の微妙な変化や矛盾点に気づき、そこから重要な手がかりを見つけ出します。細部にも注意を払い、些細な事柄からも重要な情報を読み取ることができます。

調査や探索の専門知識と技術

探偵は調査や探索において専門知識や技術を駆使します。調査手法や情報収集のスキルを持ち、さまざまなツールやテクニックを駆使して任務を遂行します。

高い集中力と情報処理能力

探偵は情報を分析し、整理するために高い集中力と情報処理能力を持っています。膨大な量の情報を適切に扱い、重要な要素を抽出して解決に役立てます。

プライバシーと機密情報の保持能力

探偵はクライアントのプライバシーと機密情報を守る責任を持ちます。情報の適切な管理と保護を行い、厳格な秘密保持義務を守ります。

探偵を利用するメリット・デメリット

探偵を利用するメリットとデメリットについて説明します。

探偵を利用する際は、以下のメリットとデメリットをよく理解し事前に十分な情報を収集して判断することが重要です。

探偵調査のメリット

探偵が有する専門知識と経験を問題の解決に役立てられる
一般人には出来ない高度な調査技術で証拠の収集を行う
中立的な立場を取り、プライバシーや個人情報の保護を徹底する

探偵調査のデメリット

費用の負担が必要となる
高い調査力への依存性がある
法律、規則によって調査が制限される可能性がある

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SHUN総合探偵事務所

実際にあった相談事例：「受験に失敗して家出した息子を探したい」

依頼者情報

年齢：53歳
職業：専業主婦
依頼目的：家出した息子を見つけたい

調査対象情報

年齢：24歳
職業：無職
当時の特徴：髪が長い・スウェット姿
状況：2ヶ月間音信不通

依頼内容

2ヶ月前に家出したきり行方不明の息子を探しています。

我が家はいわゆる医師家系で、夫の曽祖父の代から医療関係の職についてきました。夫は3代続く病院の院長を務め、3人の息子のうち長男と次男も医学部を卒業して医者になりました。しかし、末っ子の息子だけはどうしても合格することができず、浪人を続けていました。
行き詰まった息子は、「医者は無理でもせめて看護師になって家業を手伝いたい」と申し出たのですが、夫は「俺の息子に医者以外はいらない」と言って取り合おうとしませんでした。

それから息子はますます引っ込み思案になり、家からほとんど出なくなりました。部屋の様子をうかがうと「勉強しているから邪魔しないで」と返ってくるのですが、塾にも行かず参考書を買いに行くこともなく、とても勉強を続けているようには見えませんでした。

ある朝、久しぶりに玄関で靴を履く姿を見て、ようやく勉強をする気になったのかと安心したのものの、夜になっても帰ってきませんでした。3日過ぎても連絡がないのでさすがに心配になり、警察に届けました。すぐにでも探してもらえるものと思っていたのですが、成人した行方不明者の捜索は本格的に行なってもらえないらしく、なにか情報が入るのを待つしかないと言われてしまったのです。

きっと受験や勉強の重圧に耐えきれずに逃げ出してしまったのだと思います。それ以外には理由が見当たりません。今にして思えば、私も本人の将来を思って医者になるように言い続けたことも重圧だったのかもしれません。兄弟の中でひとりだけ落ちこぼれのレッテルを貼られ、引け目を感じながら生きていく姿を母親としては見たくなかったのです。

夫も口にこそ出しませんがきっと息子のことを心配しているはずです。どうか息子を見つける方法はないのでしょうか。

調査結果

依頼者のお母さまは目に涙を溜めながら窮状を話してくれました。一般的に行方不明者は、失踪してから時間が経つにつれて発見率が下がっていくものです。調査対象の息子さんがいなくなってから2ヶ月が経過しており、かなり逼迫した状況だったのです。

我々は息子さんが暮らしていたご実家にお邪魔し、家を出るときに持っていたものと残されたものから行動範囲を想定することにしました。財布がなかったのである程度のお金を持って行ったのは間違いないようですが、アルバイト等をしていなかったので所持金は多くないと思われます。であるならばあまり遠くには移動できませんし、宿泊する場所も限られていると考えられます。
まずはご家族が知りうる限りの息子さんの友人・知人に連絡を取り、同時に当社の情報網を駆使して息子さんらしき人物が目撃されていないか捜索しました。

どの友人や知人の家にもいないことが確認されると、今度は格安で宿泊できるホテル、漫画喫茶などをしらみつぶしに当たることにしましたが、やはり発見にはいたりませんでした。

調査を開始してから5日目、ある情報筋から息子さんの特徴に一致する人物がいるという知らせがもたらされました。現地に向かった調査員が確認するとやはり本人に間違いありませんでした。そこは愛媛県の某旅館で、息子さんは住み込みで働いていたのです。ご家族には直接会いたくないということでしたので、我々が間に立って事情をうかがいました。

家を飛び出してあてもなく歩いていたとき、ふと子供の頃に家族で行った温泉のことが思い出されてまた行きたくなったとのことです。交通費で所持金をほとんど使い果たしてしまったのですが、旅館の入り口で呆然と立ち尽くしている息子さんを見た女将さんが気を利かせてくれ、事情を聞いた上で働かせてもらえることになったそうです。誰に強いられるでもなく自分の意思で働くことが楽しく、とにかく今は目の前の仕事を続けたいということでした。

息子さんのお話を伝えるとお母さまも安心してくださり、少し時間を置いてからご家族みんなで息子さんに会いに行くつもりだと話していました。